仕事は「質」90%スピード5%量5%のこだわり
最近塗装業界でリフォーム分野への進出が注目されているが、ジェイエスシー(大阪府寝屋川市)の
大町武司社長は「500万以下のリフォーム工事は届け背の必要がない。リフォーム業者も野放し状態で
どこに頼んだらいいのかわからない。信用できる会社の目安は構造計算ができるスタッフがいる事」
とアドバイスしている。
大町社長は大工の見習いからスタートし、住宅会社の物件の設計・建築を経験して独立し、塗装会社を興した。塗装業者としては珍しい住宅性能評価士(構造・耐震)の資格を持っており、建築理論に詳しく構造計算が出来る。
リフォームの依頼がある場合は、オプションで構造計算を行っており喜ばれている。
新築住宅の場合は構造計算が必要だが、リフォーム工事は構造計算が義務付けられていない。
壁や柱を取り除くような大掛かりなリフォームでは、きちんと構造計算をやっておかないと後で不具合が
発生したり、地震が起こった場合被害が大きくなるので注意が必要だ。安易に和室を洋間にリフォームする等は構造バランスが崩れるため、危険だ。
またリフォームに関連するが雨漏り解決団体「雨漏り119」の関西長も務めている。
雨漏り調査の特徴の一つは、高感度赤外線カメラで雨漏りを見える化することである。
この程、国際ライセンスでもあるITCトレーニング研修にチャレンジし見事ITCサーモグラファーに合格した。
工務店などからの引き合いが多く、工事も併せて頼まれることもある。
外壁・屋根塗装は全体の80%を占めるが、一般の人を対象に「失敗しないための外壁塗装勉強会」
を開くなど、啓蒙活動を行っている。また、ボランティア活動にも積極的に参加している。
仕事は「質」90%、「量」5%、「スピード」5%で消して妥協しない姿勢を置いている。
顧客に対しては「満足ではなく感想を与える」をモットーとし、工事をやっている家はもとより、近隣の家の
掃除や草取りなど細かい配慮を心掛けている。人のために尽くして「ありがとう」という言葉をもらうことを誇りとしており、
それがリピートや追加工事の注文に繋がっている。