塗料の詳細11
paint11
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Point!塗料の劣化因子「ラジカル」って何?
ラジカルとは、塗料に色を付ける顔料の主成分である「酸化チタン」が、紫外線の影響を受け光触媒反応によって発生する物質(劣化因子)です。
この劣化因子であるラジカルが発生すると、塗膜の耐久性を保つ樹脂の結合が破壊され、劣化が進行してしまいます。
劣化要因ラジカルの発生を抑える2つの技術
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ラジカル制御型白色顔料
劣化因子であるラジカルの発生を抑制する「ラジカル制御型白色顔料」を採用。ラジカル制御型白色顔料を採用することでラジカルが発生しにくくなり、もし発生した場合にも、シールド層がラジカルの放出を防ぐため、塗膜の劣化を抑えます。
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HALS
塗膜中に発生したラジカルを捕捉する「HALS(光安定剤)」を配合。ラジカル制御型白色顔料の補完とし、相乗効果によってラジカルによる塗膜の劣化を防ぐことができます。
※HALS:Hindered Amine Light Stabilizer(光安定剤)
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特徴1耐候性:長期間にわたり建物を守る
促進耐候性試験(キセノンランプ式)において、約12〜14年(期待耐用年数)経過後も光沢保持率80%以上を保持することができる優れた耐久性が実証されています。
※あくまで試験環境下にもとづく推測値であり、耐候性を保証するものではありません。実際の自然ばく露環境下では、下地の状態、施工方法、気象条件により耐候性は異なる場合があります。
※測定値をもとに、グラフをなだらかに調整しております。
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特徴2低汚染性:汚れが付着しにくい塗膜で、美観を保持する
一般的なシリコン塗料に使用されているアクリルシリコン樹脂は表層の柔軟性が高く、汚れが付着しやすいという課題を抱えています。
スーパーラジカルシリコンGHは、柔軟性のある層を強靭な層でコーティングした⼆重構造アクリルシリコン樹脂を採用しています。塗膜表面に汚れが付着しにくく、住まいの美観を保ちます。
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特徴3防カビ・防藻性:カビや藻の発生を防ぐ
「JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法」および「藻抵抗性試験(社内試験による)」に合格。カビ・藻の発生を抑え、美観の維持に貢献します。
製品サイト » https://astecpaints.jp/feature/super-radical-silicon/