塗料の詳細15

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ボンフロン

ボンフロンは、フッ素樹脂ルミフロンの高い耐候性を備えているので長期間、下地を保護し、劣化しにくく本来の塗装したての美しさを保ち続けます。

耐久性に優れたこの塗料は実験室レベルの検証だけではなく、1983年発売開始以来、長きに渡りご採用いただいてきた施工実績で証明されています。

長持ちする耐久性に優れた塗料なので、従来の塗料に比べ塗り替え回数の大幅な削減が可能になります。そしてそれだけではなく、維持管理のための生涯費用(ライフサイクルコスト)を抑えることも実現しました。さらに、外壁塗料として、意匠性や機能性、環境対策への対応・ご要望にも積極的にお応え、改善に取り組んでいます。

  • 特徴1耐候性(耐紫外線性)に優れた外壁塗装

    寝屋川市・枚方市・交野市など大阪エリアの方へお薦めしたい高耐候性(耐紫外線性)の外壁塗装

    塗料(塗膜)の高い耐候性のカギ フッ素樹脂「ルミフロン®」

    ボンフロンが採用している塗料用フッ素樹脂ルミフロン®は、フッ素樹脂分子中の炭素(C)とフッ素(F)の結合力が紫外線エネルギーより強いため、対紫外線にとても優れています。

    ルミフロンは、フッ素モノマー(FE)とビニルエーテル(VE)からなるフッ素樹脂

    フッ素樹脂「ルミフロン®」

    ルミフロン®と一般樹脂・他社フッ素樹脂の耐候性比較

    ふっ素樹脂の主鎖結合エネルギーは均一で紫外線エネルギーよりも大きく原理的に自然光では分解しません。

    これに対し、ポリウレタン樹脂などの主鎖結合エネルギーは自然光の紫外線エネルギーより小さいため、自然光により切断分解して劣化してしまいます。

    フッ素樹脂の耐候性比較

    またFEとVEの各ユニットがほぼ100%の確率で順序良く並ぶ(完全交互共重合性)ため、他社フッ素樹脂と比較しても、カギとなる主鎖部分の結合エネルギー(414~424KJ/mol)が最大紫外線エネルギー(411KJ/mol)より大きくなるため、紫外線による外壁塗装(塗膜)の劣化を抑制します。

    ルミフロン:FEVE
    (交互配列)
    ルミフロン:FEVE

    他社フッ素樹脂:FEVEs
    (非交互配列)
    他社フッ素樹脂:FEVEs

    最大紫外線エネルギー

    ボンフロンは他の塗料用フッ素樹脂の持つ弱点を克服しています。フッ素モノマーとビニルエーテルを規則的に交互配列させることで、紫外線に強いフッ素モノマーがビニルエーテルを守る構造を実現しました。

    暴露試験結果

    ボンフロンの優れた耐候性が数値上だけではなく、通常より更に厳しい環境下で行う暴露試験においても、すでにその性能を実証しています。

    沖縄県宮古市(宮古島)での8年にも及ぶ暴露試験結果より、ボンフロンの耐候性能を下記写真よりご確認ください。

    沖縄暴露試験(8ヶ年)

    ボンフロン ACドライSR工法ボンフロン 水性ACSR工法

    他社クリヤー工法

  • 特徴2人生における総費用の低減

    塗り替えサイクルが長い

    ボンフロンは、耐久性に優れているので塗料が持つ光沢や色彩が長期にわたり劣化しません。

    アクリルウレタン塗料は約5年、アクリルシリコン塗料でも約10年で劣化して塗り替えが必要になります。しかし、ボンフロンは約20年の塗料の中で長寿命。ビルやマンション・アパート、鉄塔や橋などは塗り替えに多大な労力と費用が掛かるため、ボンフロンの長い塗り替えサイクルがコストを大幅に削減します。

    ライフサイクルコストの低減経年変化の例

    塗り替えコストの比較(30~40年間)

    1回あたりのボンフロン塗料価格は、やはり他の塗料よりやや高くなります。しかし、30~40年の間で塗り替え工事は1回で済みます。

    対してアクリル樹脂塗料では、その寿命から換算すると4回も塗装工事が必要となってきます。従って、アクリル樹脂塗料の1回あたりの塗り替えはイニシャルコストは低くても、ランニングコストでは、ボンフロンの3倍以上となります。

    塗り替えコスト比較

    メンテナンス・コストも低減

    ボンフロンの「セルフクリーニング機能」は、塗膜表面の親水化技術により、油性成分を含んだ都市型汚染物質を降雨によって浮き上がらせて押し流すことに成功しました。雨水が、すじ状に外壁が黒ずむ「雨すじ汚れ」を除去するので、外壁のメンテナンス・コストを削減できます。

    また、長期間、劣化や変色の原因となる大気中の汚染物質や藻・カビから建物を守ることが可能な塗料です。

  • 特徴3ラジカル制御性能(BONNFLON GT)

    ボンフロンGT(Great Tolerance)

    ボンフロンGT

    フッ素樹脂 + ラジカル制御性能 2つの特性がタッグを組んだ耐候性(対紫外線性)に感動!

    沿岸部や離島など海風に厳しい環境下でも建物をしっかりと守ってくれます。

    ラジカルというのは、強い紫外線や雨、海風などに、顔料(塗料の色などの元になっている成分)に含まれる「酸化チタン」が当たり、光触媒反応によって発生する物質のことです。

    塗料の耐久性を保つ「樹脂」を分解してしまう性質がラジカルにはあり、塗膜劣化の原因物質とされています。

    ボンフロンGTは塗料(白顔料)に含まれる「酸化チタン」をコーティングすることで、ラジカルによる塗膜劣化を抑えることに成功しました。海風に厳しい環境下である沿岸部や離島などでも建物をしっかりと守ってくれます。

    ボンフロンGTのラジカル制御イメージ

    従来のボンフロン従来のボンフロン白顔料(酸化チタン)の光触媒反応でラジカルが発生し、塗膜の耐久性が低下。

    ボンフロンGTボンフロンGT白顔料(酸化チタンを)コーティングすることで光触媒反応を起こりにくくし、ラジカルによる塗膜の劣化を抑制!!

    ボンフロンGTの施工例

    耐候性の差をご確認ください。

    ボンフロンGTの施工例

    沖縄地区施工5年後 鋼構造物の外観

    下塗・・・変性エポキシ樹脂塗料

    上塗・・・フッ素樹脂塗料ボンフロンGT

  • 特徴4雨すじ汚れに悩まない(BONNFLON SR)

    雨すじ汚れ低減化

    ボンフロンSRは、ボンフロン各種工法の上塗り塗膜表面に親水性・撥油性を持たせ、雨水によって表面の汚れを洗い流す「セルフクリーニング」機能が備わったフッ素樹脂塗料です。

    • ・フッ素樹脂塗料ボンフロンの高い耐久性・高い耐候性の塗料
    • ・油性成分を含んだ都市型汚染物質を降雨により浮き上がらせ、押し流すセルフクリーニング機能【塗膜表面の撥油化】
    • ・雨すじ汚れを削減
    • ・塗膜表面を親水化【水接触角の低減・前進接触角の低減】
    • ・雨水によって汚れを洗い流すセルフクリーニング機能の高効率化

    雨すじ汚れ低減化技術の考え方

    油性成分を含む都市型汚染によって生じる雨すじ汚れをなくすためには、塗膜表面に親水性・撥油性を持たせ、以下の技術的条件を満たす必要があります。

    • 1.晴天時、汚れの滞積しやすい傾斜部に油性成分を含む汚染物質が塗膜表面に付着しにくくする

      空気中での水との接触角を小さくし、油性物質との接触角を大きくすることで、空気中での親水性・撥油性を高める。

      親水性・撥油性を高める

    • 2.降雨時、油性成分を含む汚れ(汚染物質)が雨水と共に塗膜表面から流れ落ちやすくする

      水中での油性物質との接触角を90°以上により大きくすることで、水中での撥油性を高める

      水中での撥油性を高める

    • 3.垂直面を流下する雨水が、特定の雨道を作らずに全面的に拡張し、塗膜表面を汚れと流れやすくする

      水の塗膜に対する前進接触角を90°以下により小さくすることで、動的親水性を持たせる。

      動的親水性を持たせる

    高い耐候性、低汚染機能を併せ持つ外壁塗装

    ボンフロンSRは、他のフッ素樹脂塗料ボンフロンシリーズと同等の、高い耐候性と低汚染機能も含めた高性能を長期にわたり維持する耐久性に優れています。

    高い耐候性、低汚染機能の持続

    製品サイト » https://www.agccoat-tech.co.jp/products/bonnflon/