塗装の知識
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外壁塗装・屋根塗装の費用を抑える
ポイント
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Point 1塗料と期間、機能を考える
安価な塗料は、一見、工事費用が安くなるメリットはありそうですが、割高です。一回の費用を抑えられても耐用年数が短いものが多いため、短期間で塗り直さなければいけなくなり、長い目で見ると割高になってしまいます。
塗装費用は(足場代、養生費、人件費、副資材、残材処理費、会社の利益・経費、塗料代)が最低限必要です。塗料代以外はすべて同額です。
安価な塗料では10年に1回、塗料代以外もかかります。高価な塗料では30年で1回で済む場合もあるので、ランニングコストを抑える事ができます。
しかし、ご家庭によって優先順位はお子様が1番のケースが多いです。ですので、維持管理のため安価な塗料で塗装される方もおられますので、親身になってくれる塗装店にご相談ください。
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Point 2同時に施工して無駄な経費を節約する
「外壁の塗り替えもしていない…」と外壁塗装をお考えの方は、外壁と屋根を同時に行うことで、足場代を節約することができます。
「少しでもお得に工事をしたい」、「屋根と外壁の両方を視野に入れている方」には、セットの施工がおすすめです。
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Point 3適切な工事業者に依頼する
悪徳業者、訪問販売による営業会社、大手住宅メーカー、協力会社が多いリフォーム会社や工務店。これらはすべて、工事費が割高になります。
適切な会社・業者に依頼する事で、工事費は安くなります。
でも、「会社の良し悪しがわからない」「優良な会社と悪徳業者を見分けられない」という方に簡単な見分け方をお教えします!
塗装工事で失敗しないためにも、確認してから、工事の依頼をしてください。
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Point 4大手企業などの“自社施工”ではない会社は避ける
建てた工務店や大手家電量販店やホームセンターなどに依頼するという人も最近では増えてきおりますが、結局工事をするのは塗装店です。
信用やポイント還元を期待する気持ちは分かりますが、本当にお得なのでしょうか?
「大きい会社・メーカー=費用が高くなる」という事は、塗装工事には珍しくありません。
理由1:マージンが発生している
なぜなら、“下請け業者”に依頼しているため、中間マージンが発生しているからです。
結局、施工をするのは、下請(=地元の塗装工事業者)になりますので、料金が高くなるのは必然です。
理由2:多額の広告宣伝費が掛かっている
営業マンが多くいたり、宣伝・広告費をかけておりますので、必然的に割高になります。「下請けに仕事を振らない=中間マージンがかからない」ということです。
同じ塗料を使用するのであれば、割安の工事が断然お得です。塗装工事には適正な相場費用がありますので、施工業者を適切に選ぶこと、訪問販売、悪徳業者、施工力の低い工事業者、保証が1つしかない業者、大手住宅メーカーなど、これらすべて、工事費が割高になります。
執筆者株式会社ジェイエスシー
代表取締役 大町武司
【経歴】中学校卒業後、大工や塗装の職人として建築業界に携わる。20歳で起業しハウスメーカーの下請けとして独立し、株式会社ジェイエスシー((J)住宅・(S)性能・(C)調査の略)を創業。寝屋川市、枚方市、交野市と周辺地域で年間150棟の塗装工事を施工。雨漏り解決の国内最大組織一般社団法人 雨もり119 関西ブロック長に就任や大阪府職業能力開発協会より「技能検定委員」 委嘱される(※技能検定委員=塗装資格の審査員)経歴を持つ。また一般社団法人 雨漏り鑑定士協会の理事を務める。
また、FMひらかた「行列のできる塗り替え相談室」を始めて悪徳業者を排除する運動を呼びかける。そのほかNHKなどのメディアでも多数出演し新聞や雑誌にも掲載されている。
受賞経歴
保有資格
- 住宅性能評価士
- 有機溶剤作業主任技能者
- 足場の組立て等作業主任者
- 既存木造住宅の耐震診断改修講習修了証
- 雨漏り鑑定士
- バルペイントマイスター
- ドローン操縦士回転翼3級
- ハナコレマイスター
- 外壁診断士
- 1級大工技能士
- 1級建築塗装技能士
- 2級建築塗装技能士
- 1級施工管理技士
- 小型車輛系建機免状
- 危険物取扱免状
- ITC国際ライセンス レベル1 サーモグラフィーテクニカルコース修了